お金のなる木の育て方

88年度生が株式投資で"経済的自由"を目指す!

これ書いてる"とむ@大森の米国株ブロガー"って何者??

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雪だるまの雪は削るな!

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株などの投資をしていると利益確定について色んな意見を耳にします。

 

"そろそろ利確しておこう。"

"利確しなきゃ含み益なんて意味ないよ。"

 

しかし、投資の世界で当たり前のように語られるこの"利益確定"という行為にどれだけ意味があるのでしょう?

 

 

なぜ人は"利益確定"をするのか?

利益確定という行為において多くの人が行う理由は以下の2点ではないでしょうか。

 

  • 今ある含み益が無くなるのが怖いから、無くなる前に確定させて楽になりたい。
  • もっと伸びそうな投資先に乗り換えてより高いリターンを狙いたい。

 

投資方針にもよりますが、僕はこの"利益確定"という行為には懐疑的です。

 

税金はどんどん繰り延べるべき!

利益確定で僕が最も嫌う行為は税金の支払いです。

いや、もちろん法律で定められた税金は支払う必要がありますよ?

でも、その税金を"今"支払ってしまうのは本当に、本当に勿体無い行為です!

 

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100万円の含み益=80万円の実現益??

例えば、"100万円投資した株が値上がりして200万円になった"とします。

利益は100万円です。

しかし、日本では株式投資の利益に対して20%課税されます。

 

従って税金が利益に対して20%徴収され、利益確定後の資産は180万円になってしまいます。

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一方、利益確定をしない場合は200万円のままです。

 

ここで、

"結局最終的には売るんだから、一緒じゃないか。"

という声が聞こえてきそうです。

 

僕も昔はそう思っていました。

 

問題は手元に180万円しかない場合と含み益込で200万円の場合ではこれからの資産の増え方が違うという点です。

 

 利回り7%で運用しどちらもそれ以降の利益確定をしなかった場合、利益確定後の180万円と含み益有りの200万円では下記の様に資産推移に差が出てきます。

 

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年数 現在 5 10 15 20 25 30
利確 180 252 354 497 697 977 1,370
税繰延 200 281 393 552 774 1,085 1,522

 

30年後に利益を確定させた場合は現在利確した場合、税金を繰延べた場合では150万円以上の資産額の差が生じます。

税引き後でもそれぞれ1132万円、1238万円と100万円以上の差が開いてくるのです。

 

運用規模が10倍の2000万円クラスだと、 30年後には利確の影響で1000万円以上損することになります。

 

利益確定した時に支払う税金が後々の資産の増え方に影響を与える様子がわかります。

運用規模が大きくなるほど、投資期間が更に長くなるほど差が開いていきます。

 

頻繁な売買は資産形成の大敵

では、ここで更に頻繁な売買をするケースを想定してみよう。

Aさん、Bさん2人の人物に登場してもらいます。

 

  • 元本:200万円
  • 運用利回り:年率7%
  • Aさん:30年間バイアンドホールド
  • Bさん:年に1回の利益確定

 Aさんは、自身の実力を過信せずに愚直にバイアンドホールドをする。

一方でBさんは、"ホールドしているだけではダメだ。年1回くらいはポートフォリオの見直しをしてリターンを高めていこう。"と考えました。

 

その結果が以下の通りです。 

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 最初の数年で差は見えませんが、毎年利益確定をして徐々に差は大きくなってゆきます。

30年後にAさんが売却して税金を払ったあとの資産額とBさんの資産額は以下の通りです。

Aさん:1238万円

Bさん:1090万円

 

その差、約150万円であることがわかります。

運用資産が10倍の2000万円であれば、差も10倍の1500万円です。

売買手数料や受け取り損ねた配当も考慮するとBさんは加えて20万円以上資産額が少なくなるかもしれません。

 

長期投資の基本は元本を大きくして雪だるま式に増やしていくことです。

利益確定時に税金や売買手数料を支払うことは、その雪だるまの雪を少しずつ削いでいくことと同義です。

 

利益確定時に支払う税金はその時のキャッシュアウト自体が問題なのではなく、"支払わなければその分将来増えていたはず"の資産を無くしてしまうことが問題なのです。

 

 

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自分を過信しない

"でも、年率リターンが同じ場合の話でしょ??自分だったらもっと上手に売買してリターンを高められる。"

 

などとは思わない方が賢明です。

 

プロが運用するファンドでもリターンの中央値は6.5~7%以下であり、インデックス(指標)の長期リターンに殆どが劣る世界です。

 

本業がある片手間の僕たちがプロ以上のリターンを出せるか否かというのはラッキーパンチまたは極極限られた一部の人です。

 

人間は自分の意思が働く世界では上手に振る舞えると錯覚する傾向があります。

適当に購入する宝くじよりも、自分で番号を選ぶタイプの宝くじの方が"当たる気がする"と感じる人のほうが多いという調査結果もあると耳にしたことがあります。

 

また、スポーツの世界ではプロに勝つのは難しいことは理解できるのに投資の世界では何故か"プロ以上の成果を出せる気がする"と勘違いする人が多いのでその考え方は改めたほうが大数の人にとっては良い結果となるはず。

 

 世界の資産家も含み益の大切さを知っている

 現在、資産額世界一のAmazonのCEOジェフベゾスや投資の神様ウォーレン・バフェットの資産の大部分が含み益です。

したがって、彼らが手持ちの資産を全て現金化してしまえば、たちまち数千億円規模(もしくはそれ以上)の資産の目減りが発生するでしょう。

 

そして、彼らが世界有数の大富豪になれたのもこの含み益が一助になっているのです。