お金のなる木の育て方

88年度生が株式投資で"経済的自由"を目指す!

これ書いてる"とむ@大森の米国株ブロガー"って何者??

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米国株の資産運用にOne Tap Buyが向かない理由

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あなたは投資をする時に、どこの証券会社を利用していますか??

僕はマネックス証券を利用しています。

 

僕は米国株をはじめ、外国株式を主戦場に投資をしています。

手数料の安い、ネット証券の中で米国株の有名所といえば、以下の3つの証券会社があります。

 

 

それに加えて、"手軽さ"を売りにした証券会社が近年現れました。

それが、"One Tap Buy"です。

One Tap Buyとは??

One Tap Buyの特徴

One Tap Buyとはその名の通り、株取引がとっても気軽に出来る証券会社です。

取引は主にスマートフォンを使って行われます。

www.onetapbuy.co.jp

 

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<上記公式HPより>

 

 

円ベースで分かりやすい

この証券会社の特徴は外貨の概念を殆ど利用者に感じさせないことです。

一般的な証券会社では

日本円⇒米ドル⇒米国株買付

という流れになります。

 

一方、One Tap Buyでは

日本円⇒米国株買付

 という流れになります。

 

利用者は日本円から直接米国株式を買い付けているような感覚に陥ります。

もちろん為替の影響が無いわけではありませんが、消費者に良くも悪くも為替を意識させないシステムになっています。

 

外国株のとっつきにくさを極力排除している点が魅力かな。

 

楽天証券マネックス証券でも米国株の円貨決済を導入していますが、円貨決済のみに特化しているのがOne Tap Buyの特徴です。

 

とっつきにくさを解消する以外にメリットはあまりないので、むしろ普通の証券会社を使っている人は円貨決済はあまりオススメしません。

"ドル転"という概念がない。 

上で述べた様に、この証券会社にはドル転という概念がありません。

利用者にドルの概念を感じさせないように、米国株購入時も

"〇〇社の株を1万円分買いました。"

のような表記となっています。

米国株の煩わしさがこれにて大分減ります。

 

一方で、ドル転という概念がないので他の証券会社の様に、ドルで資金を貯めておく(プールさせる)ことが出来ません。

また、米国株銘柄乗り換えの際も必ず円を経由するため必要があります。

 

株数ではなく、金額で買う量を決められる。

他の証券会社の様にA株を100株買う。

ではなく、

A株を1000円分買う。

というように、金額指定の買い方が出来ます。

 

高い時に少なく買い、安い特に多く買うというドルコスト平均法という手法が使えるわけです。

(僕自身はこの購入方法に若干懐疑的ですが…)

 

銘柄が絞られており悩むことが少ない。

この証券会社の特徴とも言えるのが、いい意味で取扱銘柄が少ないことです。

選択肢が多いと、多くの人は判断に迷ってしまいます。

例えば、米国株だとコカ・コーラやアップルなど誰でも知っているような30銘柄を取り扱っています。

日本株も同様に30程度に絞られているようです。

 

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<公式HPより>

 

 

米国株投資にOne Tap Buyはオススメか??

手数料の高さが懸念点

ここまでOne Tap Buyのメリットを中心に取り上げて来ました。

しかし、デメリットは一言で言ってしまうと手数料が割高な所です。

 

一見、初心者向けでお手軽に始められそうなOne Tap Buyですが、料金を冷静に比較すると手数料がかなり割高となっています。

 

手数料形態の特徴

One Tap Buyの手数料

One Tap Buyの料金形態は以下の2パターンとなっています。

  • 定額プラン
  • 都度プラン 

定額プランは月額980円の定額で取引手数料がそれ以上掛からないプランです。

一方、都度プランは売買のたびに約定金額に対して0.5%の手数料が掛かります。

 

両プランとも加えて、1取引あたり為替手数料として¥0.35/$掛かります。

 

大手ネット証券会社の手数料

例えば、僕が使っているマネックス証券を例に取ってみましょう。

(楽天証券SBI証券も基本的に手数料は横並びです。)

 

取引手数料は約定金額の0.45%(下限5$、上限$20)となっています。

また、日本円⇔米ドル両替の際に為替手数料として¥0.25/$掛かります。

 

  売買手数料 為替手数料
One Tap Buy
都度プラン
0.50% ¥0.35/$
(取引ごと)
One Tap Buy
定額プラン
¥980/月 ¥0.35/$
(取引ごと)
大手証券会社 $5~$20 ¥0.25/$
(両替時のみ)

 

さらっと触れられているので、見落としそうになりますがOne Tap Buyの手数料は為替手数料が取引のたびに必要になります。

一方で、大手証券会社の場合は一度日本円から米ドルに変えたら、それ以降の株式売買では為替手数料が掛かりません。

 

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具体例を挙げてみましょう 

 

 

手数料の具体例

1回売買を行う場合

One Tap Buyで1回売買(1往復)をする場合を見てみましょう。

大手証券会社も比較のために本来必要ありませんが、為替手数料往復分を加算しています。

 

売買金額ごとに掛かる費用を円建てで計算しました。($1=¥110計算)

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グラフで表すと以下の通りです。

 

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1回売買をした場合は金額が1万円程度では圧倒的にOne Tap Buyの都度取引が安くなっています。

しかし、売買金額10万円程度から大手証券会社の手数料の方が安くなり、100万、1000万と資産規模が大きくなるほど無視出来ない金額になってきます。

 

100万円程度だと、One Tap Buyの定額プラント大手証券会社は若干One Tap Buyに分があるように感じます。

しかし、大手証券会社では売却後にドルで保有することが一般的なので実際は為替手数料はほぼ掛かりません。(円入金からドル転時、円転時のみ。)

そのことを考えるともう少し差が縮まってきますし、取引を続けるほど大手証券会社が有利になってきます。

 

それでは次に複数回取引した時の費用を比べてみましょう。

 

10回売買を行う場合

One Tap Buyで10回売買(10往復)をする場合を見てみましょう。

大手証券会社の例は、1回資金をドル転した後10回売買(10往復)し、最後にドルを円に変えたと仮定します。

 

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グラフで表すと以下の通りです。

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やはりOne Tap Buyは極少額取引には強いです。

1万円程度の売買は10回行ってもOne Tap Buyはどちらのプランも1600円程度掛かります。

大手では1万円超えの手薄料が掛かります。

 

一方で今回の比較では100万円の売買を10往復以上行うと差がつき始めます。

One Tap Buyの定額プラン6.5万円と大手4.9万円を比較すると約1.6万円以上の手数料の差が現れてきました。

 

1000万円以上の取引を10回繰り返すとOne Tap Buyでは定額プランでも毎回の為替手数料が足を引っ張り、63.7万円もの手数料が掛かってしまいます。

一方で、大手証券会社では8.9万円です。

 

その差約7倍にもなります。

 

One Tap Buyのデメリットは売買のたびに割高な為替手数料¥0.35/$が必要になってくる点です。

 

資産が膨らみ、本格的に纏まった額を資産運用をする人にはOne Tap Buyは手数料が割高になるため、資産形成の足を確実に引っ張られます。

 

まとめ

One Tap Buyの米国株取引は外貨の概念を利用者に意識させないため、初心者にとって最初の一歩のハードルがとても低いです。

 

金融リテラシーの高くない一般の人を"米国株"という今までハードルの高く感じられた分野に誘導できた意義は大変大きく感じます。

これをきっかけに金融知識や経済への興味が湧いてくれば金融リテラシー向上のきっかけとなり得ます。

 

しかし、手数料体系は極少額(~100万円)に限って言えば有利かもしれないが、One Tap Buyをメイン口座として本格的な資産運用をするのは大手ネット証券口座に比べて手数料が割高となる可能性が高いです。

 

良くも悪くも機能が絞られているため初心者のチュートリアル的な使い方が良いでしょう。