お金のなる木の育て方

88年度生が株式投資で"経済的自由"を目指す!

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僕が身内に勧める貯蓄型保険の代替案

 

貯蓄型保険

こんにちは。

とむです。

 

 

兄弟とのお金の話

先日ね、貯蓄性の保険について記事を書いたのですが、実は兄弟(Aとします)がそれに入っていたのですよ。

 

<<前回記事>> 

www.letter-from-tom.com

 

A家の状況は以下の通りです。

  • アラサー夫婦+子供が2人の4人家族
  • 1馬力

 

話のいきさつは以下の通り。(諸条件は簡略化のため丸めます。)

 

兄弟A:生活が大変でなかなか貯金が出来なくてー。

 

とむ:とは言っても別に贅沢してるわけではないし、普通に働いてるんだから貯まるでしょー。

 

 A:毎月保険料が高くてねぇ。

 

とむ: いくら払ってるの??w

 

A:5万円と個人年金が○円と〜・・・。

 

とむ:5万ってまず払いすぎじゃない??どんな保険??

 

と、話を聞いていくとドル建ての貯蓄型保険に加入していました。

 

保険の内容
  • 10年間積み立てても返戻金は元本割れ、20年、30年と積み立てていくと段々積み立てた分よりも増えていく貯蓄型の保険。
  • 毎月5万円を10年分積立。(以降の積立は無し。計600万円)
  • 積立の途中で被保険者(世帯主)が亡くなっても10万ドル(≒1,100万円)の死亡保障が受け取れます。

 

被保険者に万が一のことが遭っても、保証が受けられるし長い目で積み立てれば元本が増えていくのでお得!!

 

というふうに考えてしまうのも仕方がないです。

しかし、それは最適解なのでしょうか。

 

僕は以下の理由でAに違う方法を勧めました。

 

 

 

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貯蓄性保険の代替案 

掛け捨ての保険に入る

貯蓄性だから仕方がないのですが、毎月5万円も支払っていて保証が1000万円強というのは少し物足りない気がします。

 

例えば、ライフネット生命の掛け捨て型の保険では2000万円の死亡保障を定年(65歳と家庭)まで続けたとしても月々5000円で済みます。

 

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"チョット待って!でも5000円は毎月消えていくけど5万円の貯蓄型なら将来戻ってくるでしょ??"

 

という声も聞こえそうです。

そこは、月々浮いた差額を有効活用すれば問題なしです。

 

インデックス投信を積立

完全に保険部分と資産運用の部分を切り離して考えます。

 

保険部分は月5000円の掛け捨て保険で賄います。

貯蓄性と掛捨を単純比較出来ないことは承知の上ですが、保険料が1/10で保障が2倍です。

 

掛け捨てに切り替えれば今まで支払っていた差額4.5万円が浮きます。

この4.5万円を米国を中心とした全世界株式のインデックスファンドに積み立てます。 

 リスクに晒して将来のお金はどのように増える or 減るのでしょうか。

 

保有期間と利回りの関係を見てみましょう。

 

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株式は短期間では利回りにばらつきがありますが、長期で保有することで利回りが安定します。

この傾向は米国に限らず、全世界で見られます。

日本もバブル崩壊後の30年ほどを見ると株式のリターンは無いように見えますが、長期的に見るとリターンはプラスです。(配当はチャートに反映されませんしね。)

 

これは、じゃんけんの回数も試行回数が多くなると1/3に勝率が収束するのと理屈は似ていますね。

 

過去200年の経験則より、30年間米国株式を保有した場合年率2.6~10.6%のリターンが見込まれます。(インフレ込の実質リターン)

 

過去200年なので、売却直前に世界恐慌ブラックマンデー、ITバブルに巻き込まれた場合も想定した上での最悪が年率+2.6%です。

 

それでは

①5万円をドル建て貯蓄性保険で積立した場合。

②0.5万円の掛捨保険に加入した上、4.5万円の積立をした場合。

を比べて見ましょう。

 

(①と条件を揃えるため、株式は月4.5万円を10年間積立し、以降は放置するとします。

保険の方の増え方は予定利率3.2%です。しかし、掛金全てが運用に回されるわけではありません。パンフレットのシミュレーションより掛金全体に対する利回りは2%前後でしたので2%と仮定します。)

 

30年間の運用で年率リターンはある程度の幅に収束しますが、 その幅の中での最高、普通、最低を比較してみました。

その比較の結果、資産は以下のように変わると考えられます。

 

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 はい、以上の通り株式の圧勝ですね。

 

株式(最高)

米国200年の中で最も幸運な30年間と同じ運用成績を得られた場合は、元本+約1億円の資産を築けたことになります。

それほどまでに、30年間という時間と複利の効果の凄さを感じます。

不可能ではないけれど、恐らくここまで増やすのは相当難しいでしょう。

 

株式(普通)

次に過去200年の統計より、

"大体株式のリターンってこんなもんだよね。"

っていう標準的なリターンを算出した場合は、元本+2000万円程度です。

恐らく最も現実的な値がこの辺りではないでしょうか。

 

株式(最悪)

次に、米国200年の中で最も不運な30年間と同じ運用成績になってしまった場合は、元本+200万円程度のプラスで留まりました。

更に、運用期間が短いうちは元本割れすることもあります。

この辺りが、株式のリスクを感じます。

しかし、200年の中で最悪な30年間のリターンでもプラス200万円の利益が得られていることを考えると長期的に見てやはり報われると考えて良いのではないでしょうか。

また、実際はこれよりは良い結果になると思います。

 

保険貯蓄

一方、保険の貯蓄に関しては10年以下での解約は確実な元本割れです。

また、30年保有してリターンは120万円程度です。

 株式に比べると正直霞みますし、10年間以上は資金がロックされると言うのは大きな機会損失です。

 

株式なら急な入り用が出来た時に、資金をその時の時価で換金出来ます。

その時に多少含み損があるかもしれませんが、そこまで大きく減ってはいないでしょう。

 

一方、保険貯蓄の場合は短期間では殆ど資金が返ってこない状況も十分有りえます。

 

結論 

ドル建ての貯蓄性保険というのは、一般的に保険の営業マンからよく売られる人気商品のようです。

一見利回りが高いように見えます。確かに定期預金に比べると高いですが下記のデメリットもあります。

  1. 短期間で解約すると大きな元本割れを引き起こす。
  2. 長期間運用するには、利回りが小さすぎる。
  3. 積立額に対して肝心の保障が少なすぎる。

 

このタイプの保険に大金を投じてしまうと、将来もっと増えていた分の資産が小銭程度になってしまいます。

 

保険は金融商品と違って手数料の内訳を開示する義務はありません。

しかし、手数料は金融商品よりも遥かに高いと考えられています。

一般に多くの人が"何となく金融商品に胡散臭さを感じ、保険には多大な信頼を寄せている"現状については如何なものかとは思いますが、それでも契約する人が多いのはもう自己責任でしょう。

大人なので、自分のお金の使い途くらいは自分で決めれば良いと思います。

 

ただ、流石に親戚がこの手の商品に加入しているのは看過出来ないので簡単に上のことを話しました。

考えと根拠は伝えましたが判断は兄弟に任せたいと思います。

 

 

 保険部分は必要最低限。

運用は投資期間とリスク許容度に応じて株式中心の運用。

 が、資産運用の基本なのかなと僕は考えます。

 

世界の株式に積立てる金融商品は例えば下記のようなものがあります。

 

 

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とことんコストを追求するファンドシリーズ、eMAXIS Slim(イーマクシス・スリム)

先進国株式や全世界の株式に分散するタイプの投資信託を買えば良いと思います。

信託報酬も業界トップクラスの安さです。

 

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド|投資信託のニッセイアセットマネジメント

ニッセイ外国株式インデックスファンドも、MSCIコクサイというメジャーな指標に連動するタイプの投資信託になります。

僕はこの投資信託を毎月2万円積み立てています。

 

楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 投資信託・ETFのご案内 | 投資信託・ETFなら楽天投信投資顧問

通称"楽天VT"で知られるこちらも全世界の株式に分散する投資信託となります。

信託報酬は他と比べると少し高めですが楽天カードで積立てるとポイント還元があるなど、独自のメリットがあります。

 

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今回比較のシミュレーションは厳密にいうと、正確ではありません。

積立投資の場合はリスクに晒す期間が異なるため、上記の運用期間ごとの利回りが一概に適用出来ないためです。

(10年間の積立で1年目と10年目の積立ではリスクに晒す期間が違う。)

 

ただし、貯蓄型の保険より著しく有利であることは変わりないため正確ではないことを承知のうえで記事を書きました。

 

その点を了承頂きたいと思います。

 

また、シミュレーション結果が将来の利回りを保証する物ではないことを併せて承知頂きたいと思います。