お金のなる木の育て方

88年度生が株式投資で"経済的自由"を目指す!

これ書いてる"とむ@大森の米国株ブロガー"って何者??

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ダウで検証!"底値買い、最高値売り"は損をするという事実

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こんにちは。

大森の投資家TOMです。

 

 

10年間のダウ平均を振り返る

ダウの10年リターンは年率6.5%+配当

米国株式市場は非常に好調です。(2018年7/14現在)

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10年間のダウ・ジョーンズ工業平均は+124%のリターンを記録しています。

これは年率8.4%で株価が上昇し続けているということになります。

同時に10年間で21%のインフレが生じています。これは年率1.9%のインフレを意味します。

従ってインフレ率を引き算して、実質購買力は10年間年率6.5%上昇し続けているということです。(更に配当が貰えるという事実もお忘れなく。配当込では+2~3%程度)

 

"ショック"はチャンス

この10年間を振り返ってみると様々な出来事がありました。

しかし、10年の軌跡を振り返ってみればリーマンショックですら長期的には単なる調整に過ぎないことが分かります。

往々にして〇〇ショックというものはメディアが囃し立てるための見出しとして使い勝手が良いため多用されがちですが、この言葉にはあまり踊らされないことが大切なのかと思います。 

むしろ〇〇ショックは"買い向かう"という行動を取った人が結果的に全てのケースで吉となる結果となりました。

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この10年間の上昇は上がりすぎ??

株式市場とは本来こういうものであり、基本的には上がり続けるものです。

しかし、程度問題として一体この上昇が妥当なのかどうかが気になります。

 

この点に関してはペンシルベニア大学ウォートン・スクール(金融学)のジェレミー・シーゲル教授が非常に有用なデータ分析をされており、多くの投資家の支持を得ています。

長期投資家の間ではシーゲル派と呼ばれる考え方・投資法もあるほどです。

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シーゲル教授の研究結果からも、長期的な株式のインフレ調整後リターンは年率6.5%程度に落ち着くと言われています。

この10年間のリターンは特別に上がりすぎている。という訳ではないことが分かります。

  

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高値の割高は警戒すべきか?? 

世論は警戒派が少なくない

ダウ平均やS&P500などの指標は事実高値圏を推移しており、大きな調整または暴落を心配する声もよくネット上やリアルの知人からも見聞きします。

 

"今は市場が割高だ。"

"近い内に暴落が起きる"

"今は買い時ではない"

 

など悲観的な意見が出ます。

 

ただし、最高値だから割高と結論付けるのは早計です。

経済というものは拡大していくことが前提なので、"株価が最高値を更新し続ける"というのはある意味正常なのです。

ダウが最高値だからと保有銘柄を売却したり、ポジションを調整する人は少なからず居ます。

しかしその戦略は必ずも正しいのでしょうか??

 

過去のダウ平均から検証

シミュレーション条件

過去の歴史から検証してみます。

 

以下のルールでダウ平均を30年間取引したとします。 

・最高値を更新したら売却

・暴落したら直近底値で投資

 

調整局面の底値で確実に拾えるというかなり有利な条件設定ですが、この手法はバイホールド戦略に勝てるのでしょうか??

 

その結果が以下の通りです。

 

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黒い期間は最高値を更新〜直近の調整を示しており、株式を保有していない期間です。

白い期間は 調整の底で拾い、最高値更新まで株式を保有している期間です。

 

結果の考察

シミュレーションの結果過去30年間で7回の売買をしたことになります。

 それぞれの売買で得られる利益は下記の通りです。

 

1回目の売買:$2131⇒$2662(+24.9%)

2回目の売買:$2442⇒$2905(+19.0%)

3回目の売買:$3635⇒$3978(+9.4%)

4回目の売買:$7539⇒$8952(+18.7%)

5回目の売買:$8847⇒$11497(+30.0%)

6回目の売買:$7062⇒$13039(+84.6%)

7回目の売買:$16284⇒$18010(+10.6%)

 

これらの売買から得られるリターンは+285%です。(税引前+412%) 

一方、30年間ホールドした際のリターンは+858%(税引前+1073%)

 

また保有期間外の配当収入は貰えません。

再投資をすればその差は複利的に更に広がります。

 

更に、売買を繰り返すことで売買手数料分も負けてしまいます。

 

結果として何も気にせずにバイ・アンド・ホールドで放置をしていたほうがリターンは高いという結果になりました。

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まとめ

・最高値更新だからといってポジションを持たないのは大きな機会損失

・底値買い、最高値売りでも結果としてバイ・アンド・ホールドに大きく負ける

・最高値でも怖がらずに投資を続けることは非常に有用

言うは易し、行うは難し!