お金のなる木の育て方

88年度生が株式投資で"経済的自由"を目指す!

これ書いてる"とむ@大森の米国株ブロガー"って何者??

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年金運用は超長期!近視的な報道に惑わされてはいけない。

 

株価が下がるたびに出る報道

2018年年末は株価が乱高下しています。

米中の政治的要因、FRBの利上げ起因等それらしい理由は囁かれていますが、やはり具体的に“これだっ”と言われるような決定的な理由は今ひとつわかりません。

 

そんななか、やはり株価の乱高下が激しくなると現れるのが“年金資金の目減り”問題では無いでしょうか。

 

jp.reuters.com

下記記事は少し前のものですが、株価が下がるたびにメディアやSNSは騒ぎ立てます。

GPIFとは年金積立金管理運用独立行政法人のことで、

"Government Pension Investment Fund"

の頭文字をとったものです。

要は我々の年金を運用している団体です。

経済にあまり関心のない人は"年金が運用されている"ということも知らない方も多いのではないでしょうか。

 

株価が大きく下がると各メディアが騒ぎ出し

“GPIF5兆円の赤字”

など、まるで年金の運用が大きく失敗しているかの様に記載されます。

 

こういった見出しを見ると多くの人々は

“我々の血税が株式市場というギャンブルに費やされている!とんでもない!”

といったような事を思ったりするわけです。

 

 

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GPIF運用の実態

そうした感覚が普通ですし、メディアもそういった感想を抱くように報道します。

ただし、誤りは伝えていませんが全てを報道しないという側面があるのもまた事実です。

 

GPIFの公式ウェブサイトには資金の運用記録が記載されています。

 

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GPIFの運用成績(2001年以降)

 

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GPIFのアセットアロケーション

 

国内外株・国内外債権などがバランスよく組み込まれており、今までの運用利回りは年利+3%程度です。

これだけ見てもまずまずの運用ができており、決して年金機構が年金の原資を溶かしている訳でも無謀なギャンブルをしているわけでもないことがわかります。

 

一方で今の日本では多くの人は金融知識が乏しいのが実情です。

まだまだ“投資=ギャンブル”と考えている人が一定層いるのです。

 

そういった人たちにとっては今後の継続が危ぶまれている虎の子の年金資金をギャンブルである(と思っている)株式市場に投入し、更には損失まで被っているのかと聞けば腹が立つのも当然です。

 

しかし、グラフを見れば分かる通り実態としては、直近の株価変動で目減りはしているものの、過去から遡ればまだまだ大幅なプラスであり、国の年金も株式市場の恩恵を存分に受けていることがわかります。

 

国の年金が株高により増えているということは、少なくとも投資をしていない人にとっても間接的に株高の恩恵は受けられているということですね。

一般的に株高は庶民には関係ないと言われていますが、そんなことはありません。

 

 

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年金運用は超長期投資 

人間はいつか死にます。

25歳から投資を始めた人でも50,60代となるにつれてリスクのとり方も意識する必要があるでしょう。 

要は出口を考える必要に迫られます。これは、今の年齢に関わらず順番の問題だけで誰しもが通る道です。

僕もアラサーの今だから全額株式でもいいと言うくらいの気概でいますが、年齢が変われば戦略も変わります。

 

一方でGPIFに生物学的な寿命はもちろんありませんので、運用に終わりというものはありません。

(強いて言うなら年金制度の崩壊でしょうか。)

ですので、超長期投を見据えた運用ができます。そういった意味では、今のGPIFの保有資産の株式比率はもっと高くても良いのではないかと個人的には考えてしまいます。

超長期を前提とした場合は株式は最高の投資先なので年金の運用が株式で行われていることは全く不思議な事ではありません。

ハーバードなど米国の大学では、大学の基金ですら株式で運用しています。

 

ジリ貧な日本という国家で、もし株式の運用をGPIFが辞めてしまえば、労働人口からの納められた保険料(と税金)だけでは支給分の年金は到底賄えず、今よりも更に全く当てにならない雀の涙の年金支給になってしまうことは必至です。

 

そういった意味では、メディアは年金資金の損失を評うような報道ばかりせずに長期投資のお陰で資産が着実に増やせて、年金の資金枯渇延命の大きな一助になっていることも周知しなければフェアではないはずです。

 

長期投資で報われるという事実が報じられれば、今よりも多くの人が投資に取り組むかもしれません。

昨今の報道では"投資に手を出せば損失を被る"という側面のみが際立ってしまう日本の風潮は時間が掛かっても変わっていくことを望みます。