こんにちは。とむです。
投資をしない日本人
あなたの職場に“投資してるよ!”っていう人はどのくらいいますか?
少しは居るよっ!て人もいれば
全くいない!という人もいるのでは無いでしょうか。
日本は先進国とは思えないほど金融教育に関しては遅れを取っている国です。
社会人になって投資をしている人はまだまだ少数派。
投資をするかしないか。それを決めるのはその人の生き方なのでそれ自体は否定をしません。
しかし、現状の日本においてはアレルギーの様に体が拒否反応をしているか、または考えるのが面倒だからと思考を放棄している。
という人が多数派なのではないでしょうか。
投資に対して正しい認識を持った状態で"しない"ということを選択する人が居てもいいと思います。しかし、真に残念なのは正しい知識を持たないまま投資に拒否反応を示す人が多いという実情です。
投資は長期間行えば行うほど、再現性が高く高いリターンを上げられます。
投資に関しては誤ったままの認識を持ったまま年齢を重ねて、貴重な若い時の投資機会を逃してしまう人が非常に多くそういった人を周りで見ていると本当に勿体無いと思います。
投資に対する世間の先入観
先日、YAHOO!JAPANに下記のような記事が掲載されていました。
この記事を簡単に要約すると世界一の投資家ウォーレン・バフェットが
米国の優良企業から構成されるS&P500に長期投資をするのが個人投資家にとってもっとも合理的な資産形成の方法。
だと言っているんですね。
この記事に対するコメント欄の反応が世の中の多数派である"投資しない人たち"の純粋な反応だと思います。
"投資ってギャンブルじゃない??"
とか
"投資とか怖いしよく分からない。"
という人のために、ひとつひとつ丁寧に解きほどいていきたいと思います。
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投資の選択肢を知らない人
>それは簡単に言うと将来に渡って利益が伸び続けるであろう企業の株式を今のうちに買っておく、というものです。
そんな企業が前もってわかれば誰でも大富豪になれる。
投資の知識が無く、幅広く分散された株式に投資する投資信託であるインデックスファンドやETFを知らないと思われます。
決して投資とは個別企業だけの投資を言うのではありません。
かつてカメラのフィルム業界でリーディングカンパニーであったイーストマン・コダックはデジタルカメラの普及により破産しました。
最近ではイギリスのHMVが音楽のストリーミングサービスの台頭により経営破綻をしました。
英HMVが事実上の経営破綻、クリスマス商戦不調で買い手模索 - Bloomberg
個別企業には業界の変化やその企業自身の問題など読めない点が必ず存在します。
だからインデックスファンドなどを通じて幅広く分散をさせることが大切になってきます。
<関連記事>
"今"を特別視し過ぎる人
なぜ2013年の記事を今頃?
責任取れるの??
今は、少し違ってきてると思うけど…
まず、"責任"については自分で取りましょう。大人ですから。
"2013年の記事だから今の時代は違う!"と言いたいようですが、過去200年幅広く分散された株式へのリターンは一貫して安定しています。
世界がガラリと変わったこの200年の間にも株式のリターンは憎らしいほど一貫して一定です。(年率+6.5%程度)
この5,6年の間にそこまで世界って変わりましたか??
スマホの容量が増えたり、通信が速くなったくらいじゃないですか??
人間は自分の状況を特別視して考える傾向があります。
"今の時代は先が読めない。"
"今の時代はこれまでとは違う。"
などとの意見をたまにネットで見ますが、50年前の人も100年前の人も全く同じ感想を抱いていたんじゃないでしょうか。
僕らが"今"を生きているように、当時の人々も先の見えない"今"を生きていたのです。
"本当に儲かることは他人には教えない"信者
本を書いてる投資家たくさんいるけど、本当に大切なこととか本当に重要なことは絶対書かないよな。わざわざ敵が上手くいくことなんてしない。印税よりも投資の方が利益が大きいからね。
投資家の本買ってるガキは大丈夫か??
投資はゼロサムゲームではないので、他人に手法を教えても困りません。
不動産投資の様に決して同じ投資対象の物件が無いような場合や、他人を出し抜くことで利益を上げる短期売買では別ですが、長期投資は世の中の成長に伴って全ての人が平等に恩恵を受けます。
その区別をすることが出来ずに"絶対に儲かることは他人に教えないに決まってる!!"と考え耳を塞いでしまうパターンの人です。
このタイプの人も投資をしない人には多く存在します。
"初心者は養分!カモ!素人は近寄るな!"信者
は?雑魚個人投資家が損してくれれば、今儲かってる奴が得するから買えって煽ってるだけだろ。もういい加減聞き飽きた。買ったら損するのわかってるからもう騙される奴いないだろう。汚いクソジジイだ。
先程記した "本当に儲かることは他人には教えない"信者にも共通しているのですが、投資と投機が区別出来ていない人に多く見られます。
"他人を買い煽って値段が上がってから売る"という手法は売買高の少ない銘柄の仕手株などで利用される方法ですが、世界経済の成長によるリターンを得るインデックス型の投資とは全く異なるので区別をする必要があります。
もちろんインデックス投資も世界経済の影響で上下はします。
しかし、過去200年そうであったように上下をしながら着実なリターンを長期間に渡ってこれからも実現する可能性は高いです。
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投資への誤解を紐解く
多くの人が投資に対して嫌悪感を抱いていたり、怖がらずに踏み出せないという現状です。
しかし、それは単純に"知らない"ということが殆どの様に感じます。
最低限の正しい知識を持てば、人生を豊かにするツールであるお金について有効活用出来る様になります。
そして投資をする人としない人では将来に渡る格差は拡大し続けます。
残念なことに収入が高い人ほど投資をしている割合が高いので、全体を見ればこの先も経済的な格差は広がる一方です。
その解決策の一助としても多くの人が正しい投資の知識を持ち、投資が今よりも一般的に普及して欲しいと思います。