大森の投資家TOMからの手紙

88年度生のゆとりサラリーマンが3000万円を株で運用!

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賢明な投資家は動かない

こんにちは。大森の投資家TOMです。

 

株式や投資信託の平均保有期間ってみなさん如何程かご存知ですか?

 

三菱UFJ国際投信によると日本人の平均投信保有期間は2.6年とのことです。

 

平均はこの数値ですが、自分の周りの実感として個人投資家はもっと短く感じます。

 

 

個人投資家機関投資家も頻繁な売買をしすぎている!

 

 会社の業績というのは時間を掛けて徐々に拡大していくもので、キャピタルゲインを狙った短期間の売買は会社自体の価値が増して株価が上がっているというよりは投資家間の需給関係によって株価が変動している要因のほうが大きいです。

 

そして、頻繁な売買は投資家の自信の表れであり実際は自信過剰な勘違いに終わる人のほうが多いです。

 

頻繁な売買を繰り返すことで、投資のパフォーマンスが下がることは長期投資をする人の中ではいわば常識です。

しかし、一体何故パフォーマンスが低下するのでしょうか?

 

 

 

理由①自分の負けを認めたがらない!

 

 

次の選択肢があった場合あなたはどちらを選びますか?

 

設問1

a.確実に100万円を受け取れる。

b.90%の確率で150万円受け取れるが、10%の確率で受け取れない。

 

設問2

c.確実に100万円損する。

d.60%の確率で200万円損するが、40%の確率で損しない。

 

この設問を実際に投げかけると、aとdを選ぶ人が多くなります。

しかし、数学的に正しいのは逆です。(期待値を計算します)

 

この理論を一般的にプロスペクト理論と言います。

 

必ずしも数学的に正しい選択を人間は続けてできません。絶対に感情が邪魔します。

試行回数(売買頻度)が多くなるほど、このプロスペクト理論により、低い期待値に結果が収束していきます。

 

自分が常に正しい判断ができると思うのは自信過剰なのです。

 

 

 

理由②キャピタルゲインを得るたびに税金が掛かる!

 

株式を売った際に得た利益はキャピタルゲインとして税金が約20%掛かります。

 

結局その税金は最終的に売却したら個人は逃れられないわけですが、支払う時期が重要になってきます。

 

税金はなるべく繰り越すことが重要になってきます。

 
ケーススタディ

例えば100万円が200万円に増えたケースを考えてみます。

 

・利益を確定した場合

 

200万円から利益に20%の税率が掛かります。

手元の資金は

100万円(元本)+100万円(利益)x(100%-20%)(税率) = 180万円

 

この180万円を7%の利回りで30年間増やした場合

180万円x1.07^30 ≒ 1370万

1370万円⇒1132万円(徴税後)

 

 

・利益確定を先送りした場合

200万円(内含み益100万円)を同様に7%の利回りで30年間増やした場合

200万円x1.07^30 ≒ 1520万

1520万円⇒1236万円(徴税後)

 

 

確定した際はたった20万円だった税金ですが、その時確定したか課税を遅らせたかでは手取り額に将来100万円以上の差が現れました。

 

ちなみに投資期間を40年にすると220万円の差になります。

 

実際は利益確定は何度も行う行為ですし、これに手数料も加わりますのでこれ以上の差になります。

 

複利で増やすべき雪だるまの種を膨らむ前からちょっとずつ課税や手数料で蝕んでいっているのです。

 

個人投資家は“今”自分が払う税金や手数料を軽視する傾向にありますが、そのキャッシュアウトが“将来”のパフォーマンスに大きく影響を及ぼします。

 

雪だるまの種はなるべく"早いうちに""大きく"することが大切です。 

 

 

個人投資家はメリットを活かそう!

 

ヘッジファンドのトレーダーたちは短期間での成績が求められます。

顧客がそれを望んでいますし、会社員であれば査定も半期に一度の頻度などでしょう。

少なくとも10年20年などの期間で評価なんてされません。

 

しかし、我々個人投資家は急いで利益を確定する必要はありません。

自分の評価は自分自身で下すことができます。

兼業投資家なら、本業の収入があれば精神的にも気楽な気持ちで取り組めます。

 

 この個人投資家としてのメリットを享受せずに、わざわざプロが大半を占める市場の投機に身を投じる必要はありません。

 

正々堂々と“投資”で社会貢献をしながら利益を得ましょう。

 

世界一の投資家バフェットも以下のように言っています。

秘訣はすることが無いときに如何に何もせずにいられるか

何もしていないということは一見愚鈍に見えますが、実際には正解であることのほうが多いのです。